1/700 E級駆逐艦 「エレクトラ」の製作

1か月ほど前からタミヤの1/700 E級駆逐艦エレクトラ」を作りはじめました。今回は甲板の塗分けやマストの自作の練習に重点を置いたため、船体は素組みで作りました。

・構造物側面のヒケの修正

・舷窓、艦橋窓の穴あけ

・マストを0.4mm真鍮線と0.2mmピアノ線で自作

・前後の旗竿を0.2mmピアノ線に交換

が主な追加の工作です。以下、製作途中の写真です。

キットを構成するランナーです。比較的新しいキットなだけあってメリハリのあるディテールです。

船体を組み立てました。艦底のパーツが若干大きく、側面のモールドを消さないようにヤスリがけするのに苦労しましたが、違和感ない程度には仕上がりました。

パーツ分割の都合上、艦橋のパーツは中心に分割線が入ってしまうので、丁寧に消しました。写真は甲板色(XF-53)を塗装後に側面の色(XF-25)を吹くためにマスキングをしているところです。

塗装後の仮組み立ての写真です。砲塔周辺は特に細かい色の塗分けになっています。メインの塗装はエアブラシですがはみ出しの修正はタミヤの「面相筆・極細」で行っています。

砲楯の側面に気になるレベルのヒケがあったのでパテで埋めて整形しました。

煙突の白線は軽く調べてみて情報がなかったので今回は雰囲気重視で2本線にしてみました。少し歪んでしまいましたが、遠目に見れば気づかない程度です。その他の塗装はキットの指示書通りにタミヤカラーで塗装しました。

以下、完成写真です。

最後は実際の写真にありそうな構図で撮影してみました。これは艦船モデラーの中で意見の分かれる部分ですが、改めて写真と比較して見ると手摺のエッチングパーツは少しオーバースケールな(あるいは、主張が強すぎる)表現なのではないかと気づかされます。今回は基本的な工作を練習するために船体は素組みで仕上げようと最初から決めていたので約1か月で完成しましたが、実艦の写真と見比べると気になる部分は多数ありました。イギリスの駆逐艦は他のメーカーからもキットが発売されているので、今後も挑戦していきたいと思います。