横須賀代匠記(23年9月)

9月26日に横須賀に行ってきました。東京在住の友人と品川駅で落ち合った後にJR横須賀線横須賀駅に向かいました。平日昼前の空いた電車に一時間ほど揺られて、無事に到着しました。この日は天気と出入港の日程に恵まれ、素晴らしい撮影日和となりました。

今回は私の希望で軍港めぐりクルーズに乗ってみようと、友人の希望で猿島に行こうということになっており、駅到着後そそくさと軍港めぐりの当日券を購入しにチケット販売所に向かいました。ここで以前からツイッターで話題となっていた「YOKOSUKA 軍港めぐり 100倍楽しむ FUNBOOK」を購入しました。ピットロードが画像提供をしているということもあり、艦型の識別表などが載っているのではないかと期待していましたが、内容は資料というよりもビジュアルで紹介するガイドブックに近いものでした。支援船は曳船58号型が少し紹介されているのみだったので、少し残念でした。

この日は逸見岸壁に「DDH-183 いずも」、吉倉桟橋に「DDG-174 きりしま」、「DD-111 おおなみ」、「FFM-2 くまの」、楠ヶ浦地区の岸壁にそうりゅう型潜水艦、長浦地区に「LC-2002 輸送艇2号」、船越地区に「DD-153 ゆうぎり」、「AGS-5106 しょうなん」、比与宇地区におやしお型潜水艦の9隻の自衛艦を見ることができました。

米海軍の艦艇はミニッツ級航空母艦「CVN-76 ロナルド・レーガン」、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「CG-54 アンティータム」、アーレイバーク級ミサイル駆逐艦「DDG-65 ベンフォールド」「DDG-76 ヒギンズ」「DDG-83 ハワード」と沖止めの「DDG-113 ジョン・フィン」、インディペンデンス級沿海域戦闘艦「LCS-24 オークランド」、ブルー・リッジ級揚陸指揮艦「LCC-19 ブルー・リッジ」、沖止めのルイス・アンド・クラーク級貨物弾薬補給艦「T-AKE-9 マシュー・ペリー」の9隻でした。

数週間前に入港して話題となった米海軍の無人水上艦「レンジャー」も見ることができました。同時に入港した「マリナー」は出港していたようです。

艦艇以外の気になった船としては、対岸のJAMSTECの岸壁に海底広域研究船「かいめい」と東北海洋生態系調査研究船「新青丸」が、長浦港の岸壁に東京海洋大学の「青鷹丸」が接岸していました。

軍港めぐりの船から降りた後はドブ板通りでヨコスカバーガーを食し、横須賀新港の方へ歩いていきました。戦艦三笠の横に猿島行きの船着き場があり、軍港めぐりの半券を使って通常料金の半額で切符を購入しました。猿島からは沖止めの2隻を双眼鏡越しに見ることができました。

一時間おきにしか便がなかったため、猿島から戻ってきた頃にはすでに16時を回っていましたが、横須賀の街を横断するように田浦駅へ歩きながら高台に上るなどして、日が沈むまで港内の艦船の撮影をしました。

これまで独りで横須賀を訪れたときは、田浦駅で降りて写真を撮りながらヴェルニー公園まで歩いて時間切れになっていたので、まともな観光地にはほとんど行ったことがありませんでした。今回は貴重な経験になりました。